美肌やむくみ解消、脂肪燃焼も? まだまだ知らないベリー類の健康効果とは!

みなさんこんにちは。
スイーツに欠かせない、甘くておいしい定番フルーツ「いちご」。
いちごに限らずラズベリーなどのベリー類は、スイーツや料理にもよく使われる程親しまれています。
そんなベリー類、美味しいだけじゃなく栄養が豊富に含まれていることはご存知でしたか?
ベリー類の中には、美肌やアンチエイジングの効果があるものも!
そこで今回はベリー類の健康効果を調べてみました!
そもそもベリー類とは
ベリーと聞くとみなさんはなにを想像されますか?
大辞林によるとベリーとは、
“ブルーベリー・ストロベリー・ラズベリー・ブラックベリー・クランベリーなどの総称。果肉の柔らかい水分の多い果実の総称。液果。”
とされています。
見た目も可愛らしく、ケーキやタルトなどに欠かせないベリー類。
次はそれぞれの健康効果をご紹介します!
ラズベリー
ラズベリーはバラ科キイチゴ属の植物です。
甘酸っぱいのが特徴で、フランスではタルトやジャムにして食べるなど、一般的に親しまれています。
ラズベリーの健康効果
・脂肪燃焼効果
ラズベリーに含まれるラズベリーケトンには脂肪燃焼効果があるとされています。唐辛子に含まれているカプサイシンに構造が似ていて、その効果はカプサイシンの約3倍程だそうです。
・抗酸化作用
ポリフェノールやビタミンEには抗酸化作用があり、成人病予防やアンチエイジングに効果があります。
・腸内改善
ラズベリーにはペクチンという食物繊維が含まれています。食物繊維には整腸作用があるため、下痢や便秘を解消する効果があります。
また、ペクチンには血液中の悪玉コレステロールを抑制する効果があると言われています。そのため、動脈硬化や心筋梗塞などの予防に繋がります。
ブルーベリー
ブルーベリーはツツジ科スノキ属の植物で、クランベリーも同じ仲間です。
ブルーベリーの健康効果
・目の疲労回復・抗酸化作用
「ブルーベリーと言えば目に良い!」というイメージがある方が多いのは、ブルーベリーにアントシアニンが含まれているためです。
アントシアニンには目の疲労を緩和させる効果があり、ポリフェノールの一種でもある為抗酸化作用も期待できます。
いちご
いちごはバラ科オランダイチゴ属の植物。クリスマスケーキにはいちごが欠かせませんよね!
いちごの健康効果
・美肌効果
いちごにはビタミンCが多く含まれており、美肌効果が期待できます。
ビタミンCにはメラニンを抑え、シミやそばかすを予防する効果があるとされています
また、エラグ酸というポリフェノールの一種も含まれており、こちらも抗酸化作用と美肌効果が期待できます!
クランベリー
クランベリーはツツジ科ツルコケモモ属の植物で、さくらんぼの様な見かけと真っ赤な色が特徴です。
アメリカでは先住民が暮らしていた頃から生活に浸透していて、今ではジュースやソースなどにも利用されています。
クランベリーの健康効果
・強力な抗酸化作用
クランベリーにはプロアントシアニジンと呼ばれるポリフェノールの一種が含まれています。ポリフェノールには抗酸化作用があるとご説明しましたが、このプロアントシアニジンはほかのポリフェノールよりも抗酸化作用が強いことで知られています。
主な効果としては、細菌感染を防ぎ、炎症なども抑える抗菌・抗炎症作用が挙げられます。
また、悪玉コレステロールを抑制するので体内の余分な老廃物を排除し、むくみ解消なども期待できます。
ブラックベリー
ブラックベリーはバラ科キイチゴ属の植物で、ラズベリーと同じキイチゴの仲間です。
ラズベリーの仲間ではありますが、ブラックベリーという名前の通り黒々とした実が特徴です。
ブラックベリーの健康効果
・疲労回復
ブラックベリーにはクエン酸が含まれていて、体内の酸性物質を減少させ、疲労回復に効果があると言われています!
・抗酸化作用
ブラックベリーにもアントシアニンが多く含まれているので、ポリフェノールによる抗酸化作用が期待できます!ちなみに、ブラックベリーの黒色はアントシアニンによるもので、ラズベリーよりもアントシアニンが多く含まれています。
・腸内改善
ブラックベリーにもペクチンが含まれているので、食物繊維による腸内改善が期待できます!
トマトもベリー類!?
代表的なベリー類をご紹介しましたが、厳密にいうと植物学上の定義ではイチゴやブルーベリーはベリー類ではないんです。
私たちの一般的な認識とは別に、植物学上の定義があり“液果”と呼ばれるものをベリーとしています。
液果とは具体的には、柿やトマト、バナナなどが挙げられます。
トマトとバナナがベリー類というのはすごく違和感がありますね・・・
今お話ししたのは、あくまで植物学上のおはなしです。
一般的なベリー類の認識が間違っているわけではありませんので安心してください。
美肌効果を比べてみた!!
体に良いのが分かったのはいいけれど、どれが一番健康にいいのかわからない!そう思った方もいらっしゃるかもしれません。
そこで今回は、女性にうれしい「美肌効果」に焦点を絞り、ビタミンCと食物繊維の含有量を調べました!そして、美肌効果が最も高いベリー「クイーンオブベリー」を発表します!
まずはビタミンCランキング!
メラニンの発生を抑え、シミやそばかすを予防する「ビタミンC」の含有量で比べてみました!
結果は・・・
いちごの圧倒的な勝利です!
ラズベリーやブラックベリーのほぼ3倍の含有量だとは、本当に驚きました。
ちなみに、いちごにはレモンの1.2倍のビタミンCが含まれています。
次は食物繊維ランキング!
次は、便秘や下痢を解消し美肌効果にもつながる「食物繊維」の含有量で比べてみました!
結果は・・・
ラズベリーが僅差で勝利!
先ほどのビタミンCランキングとは異なり、どのベリーもほぼ同じくらいの含有量という接戦を繰り広げてくれました。
結果発表!!
というわけで、今回ご紹介したベリー類の中で美肌効果が最も高いベリー、クイーンオブベリーは・・・
ラズベリーでした!!
食物繊維もビタミンCもブラックベリーとほぼ同じ含有量なではありましたが、ラズベリーが僅差での勝利となりました。
ちなみに、圧倒的なビタミン量を誇ったいちごですが、食物繊維の含有量は1.4グラムとかなり少なかったので惜しくもランキング外になってしましました・・・
結論:ラズベリーはビタミンCと食物繊維が多く含まれているから美肌効果が期待できる!けど、ビタミンCを取りたいならいちごがおススメ!
まとめ
では最後に、ベリー類に関する押さえておきたいポイントをおさらいします!
1、抗酸化作用が高い!
→どのベリーにもポリフェノールが豊富に含まれている!
2、美肌効果が期待できる!
→ビタミンCや食物繊維などが多く含まれており、女性にうれしい!
3、それぞれのベリー独自の効果も忘れずに!
→ラズベリーの脂肪燃焼効果やブルーベリーの目の疲労回復など、独自の健康効果があります!
いかがでしたでしょうか?
見た目が可愛くおいしいだけじゃなく、美肌効果などもあるベリー類。
ケーキ屋さんに足を運ばれた際には、ベリー類が使われたスイーツを選ばれてみてはいかがでしょうか?