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世界初、長波長紫外線カットガラス製品化へ?美肌に欠かせない紫外線対策!

世界初、長波長紫外線カットガラス製品化へ?美肌に欠かせない紫外線対策!

世界初!長波長紫外線を約99%カットできる自動車用ガラス

毎日暑い日が続き、日中外に出ると日差しが痛いくらいですね。

そんな中、日本板硝子株式会社が、自動車用紫外線カットガラス「UV Protect 400」の開発に目処がついたと発表しました。
このガラスは、紫外線UVAの長波長領域(380nm~400nm)を含んだ紫外線(300nm~400nm)を約99%カットできることが特徴。400nmまでの紫外線を約99%カットできるガラスは世界初とのことです。

UVAは、皮膚の奥深くまで入り込み、真皮にあるコラーゲンやエラスチンをこわして、しわやたるみなど、老化の原因となってしまいます。
しかもUVAはガラスを透過することができるので、従来のガラスでは車内にいても紫外線を浴びてしまいます。
「UV Protect 400」が製品化されれば、夏のドライブも安心して楽しむことができますね!

運転中に限らず、紫外線は私たちの生活に避けて通れない存在です。日頃から効果的な紫外線対策を心がけたいですよね。
というわけで、今回は紫外線についてご紹介します。

そもそも紫外線とは?

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太陽の光には、目に見える「可視光線」と、目に見えない「赤外線」「紫外線」があります。
紫外線は可視光線よりも波長の短い光です。紫外線の中でも、波長の長さによって「UVA」「UVB」「UVC」の3つに分類されます。

このうち、UVCはオゾン層に吸収され地表には届かないので、紫外線対策で気をつけないといけないのは、UVAとUVBの2種類です。
それぞれの特徴を見ていきましょう。

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肌の奥まで届いて真皮を破壊するUVA

UVAは紫外線の中で一番波長が長く、物質を透過しやすい性質があります。
エネルギーはUVBに比べて弱く、肌に急激な影響を与えることはありません。しかし、じわじわと肌の奥、真皮層まで入りこみ、ハリや弾力のもととなるコラーゲンやエラスチンなどに損傷を与えます。その結果、しわやたるみなど、肌の老化を引き起こしてしまいます。

UVAは窓ガラスや雲を透過しやすい性質があるので、曇りの日や室内でも油断は禁物です。

︎表皮にダメージを与え、シミソバカスを作り出すUVB

UVBはUVAよりも波長が短く、真皮層にまで入り込むことはありません。しかし、エネルギーが強く、肌の表皮にダメージを与えるため、真っ赤に腫れたり水ぶくれができたりする、肌が赤くなる日焼け(サンバーン)や、数日後に肌が黒くなる色素沈着(サンタン)の原因となります。

日焼け止めのPA、SPFって?

日焼け止めに書かれている「PA」「SPF」の表示。これはそれぞれUVAとUVBを防ぐ指標として使われています。

PAは「Protection Grade of UVA」の略です。その名の通り、UVAを防ぐ指標として使われています。
「PA+」「PA++」「PA+++」「PA++++」の4段階で表され、+が多いほど効果が高くなっています。

SPFは「Sun Protection Factor」の略です。サンバーンの原因となるUVBを防ぐ効果の指標です。紫外線を浴びてから皮膚が赤くなるまでの時間を何倍長くできるかを表しています。

人によって紫外線を浴びてから皮膚が赤くなるまでの時間は違いますが、だいたい15〜20分と言われています。
例えばSPF30の日焼け止めなら、この時間を30倍、つまり450〜600時間に伸ばすことができるという意味です。

上限はSPF50+で、数値が高いほど紫外線から守ってくれる時間は長くなりますが、肌への負担もかかります。
近所に出かけるだけなら、SPFの低いものでも十分なので、使い分けをして上手に日焼け止めを使いましょう。

初夏だからって気を抜かない!紫外線対策3つのポイント

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1)夏だけじゃない!一年中対策を!

紫外線の量は7月8月にピークを迎えるものの、それ以外の時期も注意が必要です。
気象庁のデータによると、2015年の大阪では、紫外線の量は以下のようになっています。
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出典:http://www.data.jma.go.jp/gmd/env/uvhp/link_uvindex_month54.html

ピークは7月8月ですが、5月も7月とほぼ変わらない数値となっています。また、3月4月や9月10月の気温が比較的おだやかな月も、紫外線の量が決して少なくはないことがわかります。

真夏に比べて日差しが強くないので、つい忘れがちになってしまいますが、年間を通して紫外線は降り注いでいるのです。
真夏じゃないから大丈夫、と気を抜かずに、毎日の紫外線対策を心がけましょう!

2)肌だけじゃない!目からの紫外線にも要注意!
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日焼け止めを塗って、紫外線対策はバッチリ!という方…実は日焼けの原因は直接肌に降りかかる紫外線だけではありません。目から入る紫外線で、肌が日焼けしてしまうことがあるのです。
なぜそんなことが起きるのでしょうか?

目から紫外線が入ると、その影響で角膜が小さな炎症を起こします。その情報が脳に伝わり、防御するために「メラニンを作れ」という命令が全身に伝わるからとされています。

紫外線対策には肌を守るだけでは不十分です。日焼け止めだけではなく、日傘や帽子で直射日光を遮る、サングラスをかけるなど目に入る紫外線を防ぐことも重要です。

3)女性だけじゃない!男性もUVケアを!
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UVケアといえば女性がするもの、と思っていませんか?
紫外線対策をすることは、単に美白や美肌のためだけではなく、紫外線が原因で起きる様々な病気を予防することでもあるのです。

紫外線が引き起こす病気には、慢性光線過敏症や白内障、皮膚癌などがあります。単に日焼けで済めばいいですが、時には命に関わる病気の原因となることもあるのです。

最近は男性用のUVケア用品もたくさん販売されています。
男性の方は他人事だと思わず、ぜひ紫外線対策を心がけてくださいね。

いかがでしたでしょうか?
これから暑さも本格的になりますが、紫外線対策をバッチリ行い、夏を楽しみましょう!

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