キヌア・アサイー・チアシード…スーパーフードの効果とは?

おしゃれ女子のSNSで流行中!スーパーフードって?
スーパーフードをご存知ですか?
日本で流行し出したのはここ数年のことですが、アメリカやカナダでは1980年代から、すでに使われ始めていた言葉です。
栄養価が突出して高く、健康に良いとされる食品のことを指します。
日本スーパーフード協会では、以下の2点をスーパーフードの定義としています。
・栄養バランスに優れ、一般的な食品より栄養価が高い食品であること。あるいは、ある一部の栄養・健康成分が突出して多く含まれる食品であること。
・一般的な食品とサプリメントの中間にくるような存在で、料理の食材としての用途と健康食品としての用途をあわせもつ。
(日本スーパーフード協会HPより引用)
スーパーフードの中にはアサイーやチアシード、キヌアなど、テレビや雑誌で取り上げられ、ブームになった食品もたくさんあります。
美容や健康に意識の高い人々を中心に、インスタグラムやfacebookでも人気のワードとなっており、おしゃれな写真がSNSを賑わせています。
しかし…
なんとなく女子力が高そうで体に良さそう、というのはわかるのですが、結局何がどう良いの?と思ってらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
美容関係にめっぽう弱い筆者もその一人です。
そこで今回はおしゃれなだけじゃない、スーパーフードの効果についてご紹介したいと思います!
インスタグラムで大人気!投稿件数ランキング(GM調べ)
スーパーフードとひとことに言っても、その種類はたくさん!全ては紹介しきれないので、今回はインスタグラムでの投稿件数が多かった上位10種類について、ランキング形式でご紹介します!
(投稿件数は7/11時点のものです)
10位 ブロッコリースプラウト(投稿件数:8,622件)
ブロッコリーの新芽のことで、見た目はカイワレ大根を細くした感じです。
テレビで紹介され、人気となり、最近はスーパーでもよく見かけるようになりました。
ブロッコリースプラウトのスルフォラファンという成分には肝臓の機能を高める働きがあります。糖分や脂肪を分解し代謝を良くしていきます。
肝臓は代謝や解毒を行う大切な臓器。肝機能をアップすることでデトックス効果が期待できるのです。
また発がん物質の解毒や活性酸素を除去することがわかっており、がん予防にも期待がされています。
ブロッコリースプラウトには、なんと普通のブロッコリーの約20倍のスルフォラファンが含まれています。
スルフォラファンのデトックス効果は体内で3日続くことがわかっています。ですので、毎日ではなく3日1回食べれば効果が持続できるので手軽に始めることができますね。
9位 マヌカハニー(投稿件数:9,286件)
先日の記事でもご紹介した、奇跡のはちみつとも呼ばれるマヌカハニー。
通常のはちみつに比べて抗菌力が約8倍と強力で、ピロリ菌やブドウ球菌、風邪のウィルスにも効果があると言われています。
また、その高い抗菌作用で胃腸が強くなることで免疫力がアップし、花粉症改善にも期待ができます。
スプーンひと匙を1日に3、4回摂取しましょう。スプーンですくってそのままゆっくり味わうのがオススメです。食前1時間前・睡眠1時間前に摂取するのが効果的と言われています。
8位 カカオ(投稿件数:13,003件)
チョコレートの原料として使われているカカオ。抗酸化作用が高いカカオポリフェノールが豊富に含まれています。
また同じく抗酸化作用のあるビタミンEも含んでおり、体のサビつきを防いでくれます。
また、カカオに含まれている「アナンダアミド」という成分が幸福感をもたらすホルモンを促す効果があります。チョコレートを食べると幸せな気分になるのはこの成分のおかげだったんですね。
カカオの栄養をしっかり摂りたいなら、おすすめなのが「カカオニブ」という食品。カカオ豆から胚芽と皮を取り除き、粉砕したものです。
チョコレートには砂糖や乳製品が含まれていますが、カカオニブならカカオ純度100%!
チョコレートのような甘さはなく苦みがあるので、グラノーラやヨーグルト、スムージーなどに入れて食べると食べやすいです。
7位 酵素玄米(投稿件数:14,767件)
健康のために玄米を食べている方も多いと思います。
その玄米に小豆と塩を入れて炊いた後、約3日間保温し続けたものが酵素玄米です。寝かせ玄米とも呼ばれています。
3日間置くことで玄米に含まれる酵素の働きが活性化します。主にアミノ酸のひとつであるGABAが増えることで、様々な健康効果が期待できます。
GABAには血圧を下げる作用があり、高血圧から引き起こされる脳卒中などの予防効果が期待できます。
健康効果だけでなく、寝かせることで食感がもちもちに変化するので、玄米のパサついた感じが苦手な方でも食べやすくなっています。
6位 ザクロ(投稿件数:15,787件)
ザクロの種子には卵巣でつくられる女性ホルモンエストロゲンの一種である含まれるエストロンが含まれています。
女性らしい体型を維持したり、髪や肌のハリを保ったりと女性に嬉しい効果が期待できます。
エストロンは種子に含まれているので、市販のサプリやジュースを買うときは、種子からとったエキスが配合されているか確認することが大切です。
5位 ドラゴンフルーツ(投稿件数:17,112件)
沖縄や九州で栽培されているドラゴンフルーツ。別名ピタヤとも呼ばれ、アサイーボウルに続いて「ピタヤボウル」がブームとなっています。
ドラゴンフルーツはカリウムとマグネシウムを豊富に含んでいるので、むくみ対策におすすめです。
また、食物繊維がたくさん含まれているので、便秘解消効果が期待できます。食物繊維は水分を吸収すると膨らむので食べ過ぎ防止にもなります。
ダイエットのサポートに心強いフルーツです。
4位 キヌア(投稿件数:22,432件)
テレビや雑誌で取り上げられ、一躍有名になったキヌア。南米産の穀物で、完全食品と呼ばれるほど、栄養価の高い食品です。その栄養はNASAが宇宙食としての採用を検討しているほど。
食物で取り入れるべきアミノ酸9種類をバランスよく含んでいるほか、白米の2倍以上のタンパク質、貧血の予防に役立つ葉酸・鉄分、ビタミン・カルシウムなどのミネラル、白米の約8倍の食物繊維など、様々な栄養がたっぷり含まれています。
そのため、美肌効果や、便秘の改善、冷え症やむくみの改善、コレステロールを下げる作用など、様々な健康・美容効果が期待できます。
3位 アサイー(投稿件数:58,500件)
投稿件数が一気に多くなりました!
カラフルでおしゃれなアサイーボウルがブームとなり一気に知名度が上がったアサイー。見た目だけでなく、栄養価も高く「アマゾンのミルク」とも呼ばれています。
1cmほどの小さな実ですが、食べられる部分はわずか5%ほど!しかしこの小さな実の中に、ポリフェノール、アミノ酸、食物繊維など豊富な栄養が含まれているのです。
ポリフェノールの抗酸化作用でアンチエイジング効果が期待できます。また、赤血球を作るのに必要な葉酸、牛レバーの約5倍の鉄分を含み、貧血予防に効果的です。
あまり味がしないので、冷凍したフルーツと合わせてスムージーにしたり、アサイーピューレをヨーグルトと混ぜたりしても美味しくいただけます。
2位 チアシード(投稿件数:73,783件)
チアシードとは主に南米で栽培されるミントの一種「チア」の種子です。
ゴマのような見た目の小さな種子ですが、αリノレン酸、アミノ酸、食物繊維を豊富に含んでいます。
αリノレン酸は体内では作ることのできない必須脂肪酸。アレルギーの抑制、うつ症状の軽減、老化予防などに効果が期待できます。
また、同じく体内で生成できない必須アミノ酸を8種類含んでいます。必須アミノ酸には美肌・ダイエット・疲労回復効果があり、積極的に取り入れたい栄養分です。
またチアシードは、水に加えると膨らみ、ジェル状になるため満腹効果が得られ、食べ過ぎが防止できます。食物繊維も豊富に含まれているので、ダイエットの強い味方になってくれます。
1位 ココナッツオイル(投稿件数:81,551件)
第1位は、すっかり美容フードとして定番化したイメージもあるココナッツオイルです!
他のスーパーフードと違い、食べるだけでなく保湿やヘアケアなど汎用性が高いことも人気の秘訣かもしれません。
ココナッツオイルは中鎖脂肪酸が含まれており、一般的な油に比べて早くエネルギーになります。そのため体内に蓄積されず中性脂肪がつきにくいのでダイエットに効果的と言われています。
また、まだ分かっていないことが多いものの、認知症の改善に期待がされています。認知症を患うと脳のエネルギーであるブドウ糖を上手に使うことができず、脳がうまく働かなくなります。ココナッツオイルに含まれる中鎖脂肪酸からできるケトン体が、ブドウ糖の代わりに脳のエネルギーとなることで、症状の改善が期待されています。
いかがでしたでしょうか?
おしゃれなだけでなく、美容と健康に効果的なスーパーフード!最近はスーパーで手軽に手に入るものもありますので、ぜひ毎日の食生活に取り入れてみてくださいね。