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アイスにビール、かき氷…冷たいものばかりの夏こそ注意すべき「内臓型冷え性」って?

アイスにビール、かき氷…冷たいものばかりの夏こそ注意すべき「内臓型冷え性」って?

冷たいものが美味しい季節!でもちょっと要注意ですよ…

毎日暑い日が続きますね。 こんなときは、キンキンに冷えた飲み物やアイスクリーム、かき氷など、冷たいものが美味しいですよね!
暑い屋外から帰ってくると、まず冷房をつけて、冷たいものをとって、ほっと一息つかれる方も多いのではないでしょうか?

しかし、冷たいものばかりを食べるのは実は要注意!「内臓型冷え性」の原因になる可能性があるんです。

おなかをさわってみてください

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突然ですが、おなかをさわってみてください。
「おなかが冷たい」という方は、内臓型冷え性の可能性があります。

内臓型冷え性とは、一般的な手足の冷える冷え性とは違い、身体の内側(内臓)が冷えてしまうタイプの冷え性です。
手足の冷えに比べて気付きづらいので、自覚がない方もいらっしゃいます。

内臓の冷えは身体の様々な不調につながります。また基礎代謝が落ちて痩せにくくなるなど、美容の面でも悪影響が。
原因と対策を知り、冷えを撃退しましょう!

内臓型冷え性の原因とは??

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内臓型冷え性の原因は様々ですが、主なものを紹介します。

1)筋肉量不足
2)冷たいもののとりすぎ
3)自律神経の乱れ

1)筋肉量不足
内臓型冷え性に限らず、血流が悪いことは身体の冷えの原因となります。
筋肉はポンプのような役割で血流を促進していますが、筋肉量が不足しているとこの機能が弱まり、血液の流れが悪くなってしまいます。
そして血液が身体のすみずみまで行き渡らなくなり、内臓も冷えてしまうのです。

2)冷たいもののとりすぎ
冷たい飲み物や食べ物は内臓を直接冷やしてしまいます。また、交感神経を緊張させ血管が収縮し、血流が悪くなる原因にもなります。冷たいものだけではなく、野菜や果物など、身体を冷やす食べ物も要注意。きゅうりやナスなど、今が旬の夏野菜には、ほてった身体を冷やしてくれる夏に嬉しい作用がありますが、とりすぎると内臓を冷やしてしまうので注意が必要です。

3)自律神経の乱れ
ストレスや不規則な食生活、寝不足などが続くと、自律神経の働きが弱まる原因になります。
自律神経は血管の収縮や拡張などで血管の流れを調整しています。自律神経の働きが弱まることで血流が悪くなり、内臓が冷えてしまうのです。

内臓型冷え性が引き起こす様々な影響とは…?

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内臓が冷えると血液の流れが悪くなり、低体温になる場合が多いです。
体温が1度下がると、基礎代謝は約12%、免疫力に至ってはなんと約37%も下がってしまうと言われています。

免疫力が下がると様々な病気にかかる可能性が高くなります。内臓が冷えることで免疫細胞が力を発揮できなくなり、ウィルスに感染しやすくなってしまうのです。

また基礎代謝がさがることで、消費カロリーが減り、内臓脂肪が溜まりやすくなります。つまりダイエットを頑張っても体重の減りづらい状態に。

また、内臓の冷えで血流が悪くなると、子宮や卵巣が冷え、働きが弱まってしまいます。
生理痛や生理不順、不妊など、女性にとって悪影響を及ぼす原因になるとも考えられています。

内臓の冷えを防ぐ!二つのポイント!

内臓の冷えが引き起こす様々な影響についてご紹介しましたが、冷えを防ぐために大切なのは
1)身体をあたためる
2)筋肉をつける
の二つです。

1)身体をあたためる
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冷えないために身体をあたためるのは言うまでもありませんが、冷房や冷たいものの摂取で身体が冷えがちな夏は、意識的に身体をあたためることが大切です。

暑いからといってシャワーですませていませんか?ぬるめのお風呂にゆっくりつかり、身体を芯から温めましょう。

身体を冷やす食べ物も注意が必要です。冷たいものの取りすぎは避け、飲み物は常温に戻して飲んだり、夏野菜を食べ過ぎたりしないようにしましょう。
どうしても食べたい時は、身体を温める食べ物と一緒にとるのがおすすめです。
身体をあたためる代表とも言える生姜や、カレーに含まれるスパイス、納豆やお味噌などの発酵食品などは、冷えやすい身体の強い味方になってくれます。

2)筋肉をつける
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血液を流すポンプとしての役割を担っている筋肉が減ると、血流が悪くなり内臓が冷えてしまいます。
男性に比べて筋肉量の少ない女性は特に注意が必要です。
また血流が悪くなると、腸の運動が滞り便秘になることも。便秘は腸や胃の働きを低下させ、さらに血流が悪くなり、内臓が冷えるという悪循環を引き起こします。

日頃運動をしない方も、意識して階段を使ったり、一駅歩いてみたりなど、日々の生活の中で運動量を増やす工夫をし、筋肉量をアップさせましょう!

いかがでしたでしょうか?
手足の冷えに比べて、気づきにくい内臓の冷え。ですが放っておくと、健康や美容の面で様々な悪影響を引き起こします。
身体を温める食べ物や、ちょっとした運動を日々の生活にうまく取り入れ、冷えと無縁な身体を作って、夏を乗り切りましょう!

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