肌荒れ・イライラ その原因は「ビタミンB群」が足りていないから?

肌荒れやニキビなどの肌トラブルだけではなく、食欲がなかったり、集中力が続かない、イライラがおさまらない、といった症状はありませんか?
もしかしたらそれはビタミンB群の不足が原因かもしれません。
今回は、肌の調子を整えるだけでなく、神経の機能を正常にする働きのあるビタミンB群についてご紹介します。
ビタミンBが不足しやすい理由
現代は様々な理由によってビタミンB群が不足しやすくなっています。
1つ目はビタミンB群の消費量がストレスによって増えている点です。
ストレスを感じるとカラダの中でビタミンB群の消費が多くなってしまいます。
ストレス以外にも、お酒を飲みすぎたり、甘いものや脂っこいものの食べ過ぎによっても消費量は多くなります。
ストレスによる飲みすぎや、やけ食いは二重にビタミンBの不足を招き、集中力の低下や無気力を招くので注意しましょう。
2つ目は抗生物質の長期服用です。
腸内の細菌によってビタミンB群は生成されるため、抗生物質を長い期間飲んでいる人は、腸内の細菌バランスが乱れやすく、健康な人よりビタミンB6等が少なくなりやすいです。
このように現代は、ストレスや食生活の変化によってビタミンBが不足しやすくなっています。
ビタミンB群ってどんな働きをするの?
ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、パントテン酸(ビタミンB5)などは肌の材料となる糖質や脂質、タンパク質の代謝に関わり、肌の生まれ変わりをサポートします。
ビオチンは皮膚の健康に深く関わっており、ニキビなどの炎症を防止する働きがあります。
ビタミンB12、葉酸、ナイアシンはイライラを抑えたり、食欲不振に効果があり、神経の機能を正常にする働きがあります。
このようにビタミンB群にはいろいろな効果があるのです!
ビタミンB群を多く含む食品
ビタミンB群は酵母やレバー、未精製の穀物、肉、魚介類、野菜など色々な食品に含まれています。
豚レバー(100g)にはビタミンB2が3.60mgとナイアシンが14.0mg、牛レバー(100g)にはビタミンB6が0.89mgとビタミンB12が52.8mgと多く含まれています。
ビタミンB群が複数含まれているものを食べたり、玄米ご飯(ビタミンB1)とのり(ビタミンB2)を一緒に食べたりと工夫して一緒に摂りましょう。
まとめ
ビタミンB群は色々な食品に含まれているため食べ物から摂取しやすい一方、
水溶性のビタミンのため体外に排出されやすくなっています。
ビタミンB群は肌にとっても神経の機能にとっても大切な栄養素です。
効率良く摂取し、より多くのビタミンB群が体内で活用される食生活を目指しましょう。