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愛媛でストレートのみかんジュースを作るおれんじはーとさんにインタビューしてみました!

愛媛でストレートのみかんジュースを作るおれんじはーとさんにインタビューしてみました!

本日は遠いところからありがとうございます。ざっくばらんにお話をさせていただきたいと思っております。どうぞ、よろしくお願いいたします。今日は、大阪に来て、いろんなところを回られたんですか?

 

よろしくお願いいたします。

そうですね、午前中は、岸和田のレストランに行ってました。(グリーンメディック薬局は、豊中にあります。)

 

レストランで出されるんですね。「おれんじはーと」、実際に飲んでみて品のある美味しさだなぁと感じたので、上質なレストランにはぴったりですね。他のオレンジジュースと何が違うんでしょうか?

 

多くの方が手に取られるオレンジジュースは、濃縮還元のことが多いんです。

うちのは、濃縮還元ではありません。

濃縮還元は、賞味期限を調節できるんですが、うちのは濃縮還元ではないので、作った日から1年間しかもたないんです。

 

でも、濃縮還元を使っていない「おれんじはーと」は新鮮なみかんだけから作られています。

これが大きな違いの一つかもしれませんね。

あと、皮を丸ごといれるかどうかも違う点だと思います。

 

あのさっぱり感は丸ごと皮が入ってるからなんですね。

 

もちろん、甘い方が好きという人もいるでしょうし、「皮の苦味はちょっと・・・」という人もいるでしょうけれども、それは好みなので、人それぞれですね。

ジュースは嗜好品ですからね。

 

なので、皮ごとを丸ごと絞った「おれんじはーと」とは真逆の、実だけを絞ったことを売りにしたジュースとかもありますし、そういうのがあって良いと思います。

ただ、皮が丸ごと入ったオレンジジュースも美味しいと感じてくれる人はいると思うので、そういう人に届いたら良いなぁと感じています。

 

私たちが「おれんじはーと」を飲んだ時は、「うわぁ、苦っ!」という感じではなく、むしろ、「爽やかな飲み心地だなぁ」という印象を抱きました。

 

そうなんですね。

実は、品種だとか、搾る時期とかでも苦味は変わるんです。

 

例えば、とれたてを搾るのと、保存しておいて2週間後に絞ったのとでは、苦味の感じも違うんです。

とても奥が深いんですよ〜。

 

これは、油胞(ゆほう)がとれたての時と、保存しておいた後とでは違うことに由来しているんですね。

油胞というのは、みかんとかグレープフルーツの皮の表面についている、ぷつぷつしているもののことです。

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ちなみに、丸ごと皮が入っているのは、さっぱりとした味わいの他にも栄養面でも良いことがあるんですよ。

ほら、みかんの身と皮の間にある白い部分があるじゃないですか?

あの部分、実は、たっぷり栄養があると言われているんです。

 

私が小さい頃なんかは、取って食べていて、邪魔者扱いしていたんですけどね。笑

 

でも、あの白い筋には、ペクチンという食物繊維が豊富なんだそうです。

「受験生はかぜ引かないように、みかん食べなさい」とかよく言いますよね。

 

あれ、実はとても理にかなっていて、ビタミンCが豊富ということ意外にも、先ほどあげた食物繊維とかβ-クリプトキサンチンなども豊富なんで、体を元気に保つために良い栄養がたっぷりなんです。※β-クリプトキサンチンは、免疫を高めるのに良いと言われています。(免疫については、この記事でも解説しているので、参考にしてみてくださいね。)

 

今、試飲会をしているのは「道の駅」が主な場所なんですか?

 

そうですね。

後は、サイクリングの途中ルートで試飲会をすることを行政に提案されていたりもします。

家族連れで来るので、お父さんの応援に来ている子どもたちもいるんですけど、小さいお子さんからあの苦味・渋みが受け入れられている。

 

そのお子さんと一緒に付いてきたおばあちゃんとかには「ちょっと苦いねぇ」と言われるんですよね。ははは。

羊羹の試食の後に食べて、「酸っぱい」って言われちゃう。ははは。

 

積極的にイベントなども出ているんですか?

 

はい、やっぱり飲む人の反応を見てみたいんですよね。

例えば、「苦いねぇ」「こんな苦いジュースを売って…もう!」などの声も直接出会えるんです。

たぶん、先入観で「甘いジュースがオレンジジュース」になっている人にはちょっと合わないのかもしれませんね…。

ただ、やっぱり皮ごとの方が栄養価的にはGoodですよね。

 

そうなんですね。ところで「おれんじはーと」さんでは、皮ごと搾る時に気をつけていることはありますか?

 

そうですね。。。

やっぱり、皮ごと絞るときには、どうしても残留農薬が怖いですよね。

なので、うちは完全無農薬とは違うんですけど、使う農薬は半分以下に抑えています。

 

ネオニコチノイドっていう、ヨーロッパでは全面禁止の農薬があるんですが、日本って実はその農薬の基準も含めて全体的に農薬の基準が緩いんですよね。

「日本こそ世界で一番安全!」みたいに言っていますが、ヨーロッパに比べたら全然なんです。。。

 

ネオニコチノイドっていうのは、神経を攻撃して害虫を殺すっていう農薬なんですけどね、それが残留農薬として残っていると人間の神経にも影響があるんです…。

この農薬が使われるようになってから子供たちが授業中にそわそわするようになったりということが20年前くらいにあったんですよ。

ヨーロッパでは全面禁止なんですよね。

 

ですので、NPOによっては、この農薬を全面廃止にしようと取り組んでいるところもあるようです。

内は、ネオニコチノイドは完全に使わずに、使うにしても有機系のものだとか効き目の薄いけれども安全性の高い他のものを使っています。

 

まあ、「日本の厚労省が認めている範囲だし、毎日、何十個も食べるわけじゃないから、問題ないでしょ」という農家もあるんですけどね。

ただ、僕らが大事にしたいのは、やっぱり安全性ですね。

 

ちなみに、今、農園はどのくらいの広さがあるんですか?

 

実質、1Haくらいですね。

100メートル×100メートルくらいです。

 

で、350本くらいを植えています。

段々畑なので、上がり下りがもう大変で。ははは。

 

ご夫婦、お2人でされてるんですか?
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いえ、お袋も手伝ってくれています。

うちのお袋は、もう80歳なんですけれども今も元気でやってます。

こういった階段をスタスタと上り下りします。ははは。

段々畑で栽培しているので、階段状になっているんです。

 

このみかんジュースは毎年何本くらい作れるんですか?きれいなものはみかんとして出荷して、傷物をジュースに使われるんですよね?

 

年によって違いますね。

年によって多い時で2,500本作ったかなぁ。

昨年はちょっといろいろあって、大きい瓶が1,500本ぐらいですね。

 

それくらいの数のジュースが作れるんですね。傷物だけで!

 

大体、みかんだけで20トン位です。

まあ、規模としては小さいですね~。

中の下ぐらいの規模ですね。

うちの場合は。

 

皆さん、もっと労働者を雇用してやっているんですけど、うちの場合家族だけでやっています。

作る量に関する限りがあるんですよ。
みかんが傷つくことに関しては周りの農家さんも困っていらっしゃいますよね。シミズさんは傷物のみかんを製品化していこうとされていますが、周りの農家の方はなさっていないんですか?

 

JAに五分の一くらいの相場で引き取ってもらうっていうことをやってます。

でも、僕らにしてみれば一年間苦労して作ったものがそんな低い評価されるのは辛いんで…。

それで、なんとかしようと思って製品化しようと思いました。
その中でどうしてジュースにしようと思ったんですか?何かきっかけがあったんですか?

 

ジュース以外に、ゼリーとかジャムとかあるんですけれども…。

本音を言うと、ちゃんと販売できるのはジュースしか思いつかなかったんです。

先輩の中には、ポン酢とかドレッシングとか、そういったものにまで発展されている方もいらっしゃいます。

 

JAさんに流す方も多い中で、きちんとプロダクトにしていこう、ものにしていこうってバイタリティーはすごいですね!

 

僕たちは、自分たちで作ったものを自分たちで販売して、その評価が返ってくるっていうのを大切にしています。

それが今からの農家の在り方なのかなと思っています。

 

例えばうちであれば、「清水さんのみかんって美味しいよね」って言われるのと、「JAさんのみかん美味しいよね」っていう評価をもらうよりもうれしいですね。

喜んでもらえることは、私たちのやりがいにもつながっています。

でも、そういった人は全体の1割程度じゃないかと思ってます。

 

3人で育てて収穫して、箱詰めしてみかん出荷して、しかも一部はジュースにしてってという具合にたくさんのお仕事がありますが、いろいろと大変じゃないですか?

 

そうですね。

その時期はホント大変です。

具体的な時期としては、だいたい10月位からですね…。

10月位から始まって、みかん自体は年内に終わって…。

 

違う柑橘の違う種類のも、やっています。

農業というのは、やっぱり自然と一緒にやっていくものじゃないですか?

なので、あらゆることに関して、100%断言できるということがないんです。

 

そういった意味で、うちに限らず、農家は不安ですね。

うちに関していえば、ビニールハウスでないことも、手間がかかっている点ですね。

 

もちろん、ビニールハウスのほうが安定してできるんですけど・・・。

ほら、やっぱり、ビニールハウスは、たくさん薬使っているでしょう。

ハウスの方は、一回病気が流行るとバーッと一気に広がってしまうじゃないですか。

 

だから、たくさん薬を使わなきゃいけないんですよね。

でも、うちは安全安心にこだわりたいんです。

それに、うちがみかんを卸しているところの人たちも、安心安全とかそういったこだわりを持っているんです。

 

薬は嫌なので、「ハウスのみかんは入りません」って言うんです。

まあ、さっきお話したような背景があるので、ハウスで作ると、どうしても薬漬けになっちゃう傾向にありますよね。

 

「薬漬け」ってのは、ちょっと過激な言い方ですが・・・。

とはいえ、大半の消費者が見た目にこだわることも、この現状の背景にあるんです。

まだまだ、日本って外見なんですよね。

外見を1番大事にするんですよね。

 

知り合いに本当に無農薬の農家がいるんですけど、見た目がとても汚くてびっくりしますよ。

皮をむくのも抵抗があるくらい汚いって感じますよ。

でも、それは、「それしか要らない」って人にしか販売していないみたいですね。

アレルギーで「それしかだめ」っていう人たちはそれを買うんで…。

全くの無農薬、すっごい汚い見た目ですが・・・。

 

味は違うんですか?

 

味はそんな変わらないですよ。

ただ外見が汚い汚い…。

びっくりするくらい。

 

それでもそういったものも需要があるんですね。

 

はい。

アレルギーとか喘息がある人は、そういったものを選ばれますね。

僕らも、そこまでやるのはなかなか難しいんですけどね…。

 

そうなんですね。ところで「おれんじはーと」さんは、中身だけじゃなくパッケージなどにも力を入れられていますよね。そういったブランディングに関しては、何かきっかけがあったんですか?
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実は、うちも、もともとは既製品のラベルでやっていたんです。

よくある在り来たりなラベルですね。

 

でも、ちょっとこれでは中身は同じでも正直、価値が下がってしまうと思ったんです。

そこで、農産物を専門にデザインする方がいらっしゃるんですが、その方と半年位かけてデザインをすり合わせてやってみました。

 

みかんでもジュースでも、このハートのマークを入れれば「おれんじはーとって分かる」って言うくらいのトレードマークにして、ブランディングしていこうと思ってます。

お金がかかって大変なんですけれどもね。

大変です…。

 

でも、まあ、そういった固定のお客さんが広がるためには、やっぱりどうしてもその…。

ブランド化もしてかなきゃいけないので。

ブランド化して、「農薬も極力減らしたり」だとか、「作る人の顔が見えたり」だとか、そういったことに共鳴・共感してくれる人とだけお付き合いしていくようにしていっています。

今、3年目なんですけど、「ガーッ」と一気に広めたいというよりは、少しずつでも良いので、「おれんじはーと」の良さを知ってもらって、ストーリーや想いを理解してもらって手に取っていただきたいですね。

 

素敵ですね。ところで、「農薬を極力減らしたい」という点に関しては、何か背景があったりするんですか?

 

あの、実は私の娘がもともとすごい喘息だったんですね。

小児喘息で。

今はもう全部治ったんですけどね。

で、僕たちもすごい苦労したんですよ。

今、24歳位なんですが、中学校入ってからもまだ治りっ気がなくって…。

夜でも吸入器をつけるってのが、僕たちの日課だったんですよね。。。

 

そういったのもあって、やっぱり私たちは農薬を減らしたいと思っています。

そういったものも、きっかけの一つにあるんです。

今からだんだんアレルギーとか喘息とか、増えると思うんです…。

 

で、そういった人たちが増えるから、やっぱり外見よりも安全安心の方が、これからの主流になるはずだと思っています。

まだまだですが、でも少しはなってきてますよね。

 

少しでも変わっていけばいいよなと思っています。

なので、僕たちは、できれば、見た目が悪くても中身は大事にしてくれる人が買ってくれたらいいなって思います。

 

最近はスーパーなんかでも、道の駅などで扱われているような野菜が表に出てきているなぁと最近感じています。そっちの方が栄養価も高くて、私たちにとっても+ですよね…。

 

うんうん。

一般的な果物とかには、

「どうやってこんな色出すんだろうなぁ…。」

「どうやってこんな甘さを出すんやろなぁ…。」

って、ちょっと思うことがあったりするんですよね…。

 

薬で色を出して…。

薬で糖度を上げて…。

 

そんな風に、薬で全てやるなんてちょっと嫌なんですよね。

今、薬でできないことなんてないですけどね…。

 

じゃあ、糖度〇〇度って書いている甘さを推している商品っていうのは、もしかしたら危ないのかもしれないんですね。

 

強制的に糖度を上げているので…。

そういったみかんの木は寿命が短いんです。

糖度を上げるために、水を全然与えないんですよね。

 

そうしたら、早くとってほしいって、トマトの木とかも同じなんですけど、そうしたら甘くなるんです。

そうやって、いじめていじめて作るんです。

でも、僕らはそんなことはしたくないんです。

なので、本来のみかんの味で、僕らは勝負をしています。

 

「これが、自然のみかんの味なんですよ」って勝負しています。

食べてくれた人からのコメントとして、「懐かしい味がします」ってもよく言われます。

「え?懐かしい味ってどんな味なのかな…?」って僕らも思うんですけれどもね。ははは。

メディアでは最近安全安心とよく言われています。

ただ、日本人がちゃんとどこが違うのかを考えているかは謎ですよね。

 

安心安全なのか、ちょっと疑問ですよね。

それに、日本ではかなりの偽装もありますよね。

そういった裏事情とかやっぱり知ってるんですよね。

人前では絶対言えないような裏事情も、僕らは知っています。

 

僕らは、胸張って大丈夫と言えます。

正直、ツッコミたくなる時もありますよ。

「突っ込んだろうかな」

「そんなんしたらアカンやろー」

みたいな…。

 

スーパーとかでそういったものを見分けるコツって何かありますか?

 

う~んと…。

結局、それがいつ取れる時期なのかってのを知らないと…。

それを知っていたら、賞味期限を考えたときに、「この賞味期限はありえないよな」っていうのがわかりますよね。

あ、その間、冷凍していたら別なんですけれどもね。 ははは。

でも、冷凍なんかしてたら費用面で分かりますよね。

百貨店で売ろうとなると、やっぱり賞味期限が大事になるんでできないんですよね。

 

このみかんジュース用のみかんはどうやって保存しているんですか?

 

あ、いや、保存していません。

傷の多いのを発見するたびに、「今週100本作った」、「また今週100本作った」って具合に、少しずつ作っています。

収穫の時期だけ作れると言う形なんです。

だから、昨年度の販売実績を踏まえて、大体どのくらいの本数作れるのかってのを見ています。

そこが無添加の1番の泣きどころです。

売れたからってすぐ追加しますと言うことができないんです。

1年中は、作れないんです。

 

だから、ちょっと足りないくらいが一番うれしいんですね。

余ると、どうしても賞味期限がね…。

結局、親戚とかに皆あげちゃうんですね。

 

ちなみに、これって温州みかんですよね?他にどういった種類のみかんを作っているんですか?
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ジュースは温州みかんだけです。

他のみかんの木もあります。

ただ、みかんの木って大体5年以上かかるんで、3年前に植えた新しい品種でも、まだみかん取れないんですよね。

野菜なら1年で取り柄取れるんですけれどもね。

長期戦なんですよね。

 

みかんの木って当たり外れがあるんですか?

 

ありますあります。

5年後にこの子全然育たないとかあるんです。

 

生産量は温州みかんが多いんですかね?

 

そうですね。

 

季節ごとのジュースがあったらそれはそれで面白いと思うんですけども…。やっぱり大変ですか?

 

したいのは山々なんですけれども…。

どうしても、リスクが高いんです。

知られていない品種で作ったときにやるどうやって売るかって言う時に売りにくいですし。。。

 

1回失敗したこともあります。

作る時期が早すぎたんですね。

これは酸っぱくて渋くて、皮の成分が強すぎて、あまりにも飲めないと思いました。

ただ、人によっては、「これおいしいやん!」っていう人もいました。

 

結局は、これはやっぱりダメやろうと思い、やめましたが。

渋みとか苦味が強すぎても、弱すぎてもダメなんです…。

必要以上に渋すぎるっていうのはダメなんです。

 

みかんジュースってブレンドとかできるんですか?

 

できますね。

ただ、ブレンドしているやつは滅多にありませんね。

ただ、うちの「おれんじはーと」には、しっっっかりと僕の思いをブレンドしています。ははは。

 

(一同笑い。)ちなみに、小さい瓶でみかん何個ぶんくらいですか?

 

8個分位です。

大きい方でみかん20個分位です。

 

ってことは、一本飲んだら8本分くらいのみかんの栄養を摂ってことになるんですね。飲む方が簡単ですよね。剥いたらやっぱり白いとこ取りたくなってしまいますもんね。
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皮のほうにたくさん白いところが残るでしょう。

ですから皮ごと丸ごと入れているんです。

 

そう言えば、皮ごと絞っているのに、苦味が薄いですよね?

 

あ、それは、みかんの皮が薄いからなんですよ。

他のみかんはもう少しごついでしょ?

その分、油分とか苦味とかも少ないんですよ。

皮が厚いと油分とか多いんですよ。

すると、絞るときにどうしても出過ぎるんですよ。

 

それは農薬とは関係しているんですか?それとも温州ミカンがもともとそのような特徴なんでしょうか?

 

それは農薬の量とかは関係ないです。

温州みかんがそもそもそういった特徴なんです。

 

ほら、ごついのを食べるときって、手に油分がつくでしょう。

だから、ジュースを絞った後、上の方に油が浮いてくるんですよ。

だから、油が強すぎて、見た目もちょっと汚いんですよね。

油の浮き方があんまりきれいじゃないんですよね。

 

そうなんですね。ところで、今は新しい品種でジュースを作ることは考えていらっしゃいますか?

 

新しい品種でジュースを作るのは、まだ考えていないんですね。

ただ、新しい品種へのチャレンジは続けています。

その新しいみかんは、りんごをはぐように皮を剥くんです。

包丁でハグんですね。

 

なんだかとっても新しさを感じますね。なんていうみかんなんですか?

 

ニューサマーオレンジって言う品種です。

10日後位から収穫を始めるんですけれどもね。

皮が5ミリほどなので、白いところも表面しか剥がないで済みます。

ですので、丸ごと全部食べられるんですよ。

それを僕らはミキサーに「ガーッ」とかけてジュースにして飲むんですよ。

 

ニューサマーオレンジって、私はスーパーで見たことがないんですけど。これは最近の品種ですか?

 

これは、言い方次第ですね。

宮崎県だと日向小夏と呼ばれています。

高知県だと西内小夏といいます。

僕たちのところはニューサマーオレンジと言っています。

少し品種が違うんですけれども大体一緒だと思います。

 

今、品種は大体300位あるんですよ。

とはいえ、微妙な掛け合わせが掛け合わせの違いぐらいなものなんです。

皮まで食べる分、栄養がたくさん入っているといえます。

皮と一緒に食べるからおいしい。

中の方が酸っぱくて外の方が甘いから、包丁ではいで食べると美味しいんです。

 

それをジュースにしたらどうなるんでしょうかね?

 

ちょっと割らないと…。

飲めないかもしれないですね。

炭酸割りとかしないと、味が濃すぎるんですよね。

 

でも、「炭酸で割るオレンジジュース、しかも、濃縮還元もしていない」って、それはそれでとても面白いですね。

 

そうですね。

ただ、コスト的にしんどいんですよね。

例えば1本に2000円くらいにしたときなら、いいんですけど…。

やっぱり売れなかったらリスクですよね。

みんな作るコストかかっているので、やっぱり全部販売したいと思いますよね。

栄養価は高いですよね。全部ポップを作っているんです。特徴を書いたりしてるんです。「おいしい食べ方」って言う感じでキャッチコピーをつけて販売するとよく売れます。

 

キャッチコピーといえば、「トクホ(特定保健用食品)取得!」などをアピールしている健康食品がありますが、「おれんじはーと」さんも、国とか県の認定などは受けられているんですか?

 

まさに今度、愛媛県の監視に基づいた「農薬を使っていない」という認定書があるので、その申請をしようと考えています。

愛媛県の証明書なので、説得力がつきますよね。

これは県知事による認定なんです。

ただ単に自分たちで「農薬少ないですよ〜」と言っているわけではないということですね。

 

ほら、「私が作ってます」っていうポップがあるじゃないですか?

あれって、ただ作っていることをお知らせしているだけですよね。

本当のところ、「美味しい」とも「安全」とも言っていないですよね?

それに、それって、安全・安心の根拠があるわけではないじゃないですか?

だからこそ、うちは愛媛県のちゃんとした認定を取ろうと考えています。

 

新しく何かしらのコストはかからないんですか?

 

うちは前から無農薬でやってるんで、新しくコストがかかることはないですね。

もちろん、たくさんの薬を使っていた農家は、認定を取るためには、農薬の量を減らさなきゃいけないので大変なんですけれどもね…。

 

そういった取り組みって周りからも「すごいなぁ」って思われてるんですか?

 

いや、「あいつ馬鹿だなぁ」と思われています。

少なくとも、僕の周りでは1人もいません。

周りのみかんの農家の人たちからしたら、「どうしてそんなことやってるんか?」と思われているかもしれません。

 

ただ、まあ、これは価値観の問題だと思います。

とは言え、最近では、そういった価値観を持っている人たちと、自然とつながってきました。

Facebookとかでつながっていきました。

僕の身近にはいませんけれどもね。

日本中にはいます。

 

Facebookでの活動もとても先進的ですが、今後はどのような展開を考えていらっしゃいますか?

 

β-クリプトキサンチンとか、そういうより健康に良い成分をたくさん含んでいる品種が新たに増えているので、うちもそういうのもいろいろやっていこうかなと思っています。

やっぱり、からだに良い柑橘類を売っていきたいですからね。

「良いもの」の価値観を変えたいと思っています。

或いは、これまで「良いもの」と言ってきたときに指してきた「良い」とは別の価値観を持っている人たちに売りたいと思っています。

良いってのは、見た目が綺麗で甘いだけじゃない。

「安全で健康的なものも良いんだ」っていう新しい価値観を広めたいと思っています。

販売は少量でもいいから、長く提供できたらいいなと思っています。

 

私たちも、清水さんの想いのつまったみかんジュースをみなさまに知っていただけるように、丁寧に販売していきたいと思っています!今日は遠いところからありがとうございました!

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