MENU
SELECT PHARMACY

くすりのプロのおすみつき

本当に信頼できる正しい情報と商品を厳選してお伝えし、
健康と向き合える環境を作るお手伝いをしたい。

SELECT PHARMACYについてもっと見る
    トップページ > interviews > “日常にオーガニックを” 豊かなライフスタイルを届けたい。(株式会社おもちゃ箱 井上 美里さん)

“日常にオーガニックを” 豊かなライフスタイルを届けたい。(株式会社おもちゃ箱 井上 美里さん)

“日常にオーガニックを” 豊かなライフスタイルを届けたい。(株式会社おもちゃ箱 井上 美里さん)

オーガニック食品、洗剤、化粧品…。

 

芸能人が使っていたり、テレビで特集されていたり。身体に良さそうだから気になるけど、実際のところどうなんだろう?そもそも「オーガニック」って何のこと?味や効果は?

 

こういった小さな疑問を、オーガニック製品を扱われている株式会社おもちゃ箱の井上美里さんにお伺いしてきました。

 

interview_01

オーガニックは人間が持っている本来のライフスタイル

 

インタビュワー(以下、イン):井上さん本日は宜しくお願いします。すごく基礎的な質問になってしまいますが、まずオーガニックとは何なのかお教えいただけますか?

井上さん:こちらこそ宜しくお願いします。オーガニックという言葉の捉え方や定義には様々なものがあって、一概にこれ、とは申し上げにくいものなんです。ただ、基本的には「有機農法」のことを指す場合が多いかと思います。
有機農法に関していうと、まず土壌を変えることから始まることが多いです。農薬を使わないことで微生物が活躍しやすくなり、土の中で食物連鎖が起き、彼らの力で土壌が肥えて良質な作物が育つ。育った作物は「人」に摂り込まれる。そして、人が摂り込んだ後に出る廃棄物も土壌を汚染することなく、自然に帰る。

 

こういった一連のサイクル全体を「オーガニック」と定義する場合もありますね。このように細かく見ていくと、少しずつ言葉の定義は変わってきます。

 

衣食住に関わることは全て、オーガニックの考え方につながると考えることもできるんです。有機農法で作られた良質なものを使い、使った後は負担なく自然に帰る。そんなオーガニックのサイクルを「ライフスタイルとして取り入れたい」という人が増えてきているんだと思います。だからこそ今この言葉が農法だけではなく、食べ物や洗剤、化粧品などにも使われるようになってきているのではないでしょうか。

 

イン:人間が本来持っていた「ライフスタイル」と捉えることができるんですね。こういったオーガニックの製品を使うことが、直接私たちにもたらす効能もあるんでしょうか。

 

井上さん:薬ではないので、これを食べたら何々が絶対治りますとか、例えばこの洗剤を使うようにしたら絶対にアトピーにはなりません、というものではありません。

 

ただ、漢方など東洋医学の考え方とは近いものがあると思っています。
生活習慣や体質により、元々人間が健康に生きていくために備わっているものの、うまく機能しなくなってきているような部分を徐々に良い方向に戻していく。そのための補助輪として、使う人に寄り添う存在にはなりうると考えています。

急性疾患よりも慢性疾患が増えてきている。

 

多田さん:実は、これはある種、医学的な観点からも肯定できるんです。医療技術の発展もあり、高齢者に目を向けると、明らかに急性疾患は減りました。7割を占めるのが慢性疾患。これは西洋医学で直接的に治癒させることは非常に難しいとされています。

 

そもそも慢性疾患ってなんだ?となると、やっぱり様々なバランスの崩れが原因になっていることが多いんですね。

 

例えば、メタボリックシンドロームというものが一時期大きく取り上げられました。これは太ることそのものが問題だ、と捉えられているケースが多いように感じますが、実は、肥満の細胞からは、糖尿病因子や動脈硬化因子が出てしまうことが確認されており、これが問題の本質なんです。

 

ある程度長い目で見て、本来人間が持つバランスを整えていくことは、こういった慢性疾患を防ぐ一助になるのでは、と考えています。

 

多田 耕三さん 薬局GREENMEDIC代表。管理薬剤師。医療機関の門前で処方せんを受ける「これまでの薬局」ではなく、生活提案を軸にカウンセリング機能の充実による自家製剤や零売、地域在宅医療まで担う「地域の薬物治療のインフラとしての薬局」を目指している。

interview_02

オーガニックの基準、日本と海外の違い

イン:「オーガニック」と認められる基準のようなものもあるんでしょうか?

 

井上さん:日本に限って言うと、有機JASという、農林水産省が認定する食品に関する基準しかありません。ヨーロッパなど他の国に目を向けると、化粧品など、それぞれのジャンルに様々な認証団体が存在しています。日本にある国産のオーガニック化粧品などは、「オーガニック成分を使っています」と謳っているだけで、何かの団体から認証をとっているわけではありません。

 

例えば私たちの扱っている製品ですと、特定の有機農法の基準や、加工・包装・流通に至るまで厳しい基準を満たしているというデメター認証という、ドイツの認証マークがついています。こういった形で、ヨーロッパなどの団体から認証を得ている製品も増えてきています。

 

ただ、認証団体ごとによって成分の数値は変わってくるので、ヨーロッパの団体の基準を満たしているから安心、自分の身体に合う、という判断をするのは少し違うかなと思います。

 

オーガニックは植物の力が強く作用してくるものなので、人によって合う合わないがしっかりと出てきます。オーガニックではない一般の製品は不特定多数の人々に合うように作られていますが、オーガニック認証をとっている製品の中には、成分を丸くするのではなく、植物の良さをそのまま残し、活かしていることも多いです。なので、肩を揉んだ後に揉み返しがくるように、好転反応が出てしまうこともあります。

interview_03

ヨーロッパの認証を得ているから安心!ではなく、試してみて、どんな成分が入っているのかを知って、自分の身体にぴったりなものを探すのが大切かと思います。

 

イン:他にもオーガニック製品を選ぶ際の「コツ」みたいなものがあれば教えて下さい。

 

井上さん:先ほど申し上げたように、オーガニックをライフスタイルの中に取り入れて、バランスを整えてあげるのがとても大切です。ですから、「楽しく使い続けられそうか」というのは、ポイントかと思います。

 

使うのが毎回億劫で、数回で使うのをやめてしまったり、我慢して使っていたりしては、元も子もありませんからね。

 

洗剤も化粧品も、食べ物も。楽しかったり、綺麗に仕上がったり、美味しかったり。

 

自然に前向きに使えるものから始めていただけたら嬉しいです。

 

..to be continued

 

次回は、個別のオーガニック製品にフォーカスして、成分や効能、ライフスタイルを豊かにする工夫などについてお伺いします。井上さん、次回も宜しくお願いします。

 

井上 美里さん 株式会社おもちゃ箱 企画営業グループ オーガニックライフチーム
「オーガニックを、ベーシックに」大切な子どもたちが子供らしく、人間が人間らしく無理なく生きていく。自然を感じ自然に逆らわず、ありのままに成長し、生活していく。そんなオーガニックなライフスタイルを全国に広げている。

interview_04

single-interview